低身長

 

身長が小さい、身長が伸びない…

体格は人それぞれです。
背が高い、低いは個人差が大きく、それだけでは異常と言えません。
しかし、同年齢の子と比較して小柄さが目立つ子、身長が伸びない子の中には病気の子がいます。
早めの対処で、その後の身長の伸びが良くなったり、病気の早期治療に結びついたりすることがあります。

どのくらい小柄だと異常?

医学的には身長の標準偏差が-2.0SD以下の子たちが低身長と分類されます。
ご自身のお子さんの身長がどのくらいの標準偏差か確かめる方法としてはインターネットで「低身長 チェック」「身長 標準偏差」と調べると、お子さんの年齢、身長を入力すると標準偏差を計算してもらえるサイトがあります。
(参考:https://jcrgh.com/index.html#htcheck
また、年間の身長の伸びが4cmを下回る場合には心身に何らかの問題がある場合が多く、医療機関への受診が必須になります。

低身長から考えられる病気

発育しづらい子ども達には様々な病気が考えられます。
ホルモン、骨、栄養の摂取・吸収、心・肝・腎機能などの病気だったり、心の状態が悪かったり(虐待・いじめ・眠れない)すると身長が伸びなくなります。
また、小学校以降も身長が伸びなくなる子の中には、脳腫瘍などの命に関わる病気も可能性が出てきます。
小柄なことだけであれば特に問題にはなりませんが、その原因が病気であれば治療が必要になります。

低身長の子に対する検査

まずは、その子が低身長なのか、年間の身長成長量が少ないのかを成長の記録から判断します。
また、他の症状が無いか、成長を阻害してしまう生活習慣が無いかどうかをお伺いします。
このため母子手帳、園や学校での成長の記録が必要になります。

診察で発育しづらい病気の兆候が無いかを確認します。
そして、そこから考えられる病気を発見するために(病気では無いと言うためにも)血液・尿・レントゲン・超音波などの検査を必要に応じて実施します。
この検査で可能性の高い病気を探り出し、必要があれば追加の詳しい検査を行います。

低身長の治療

低身長の原因となっている病気があれば、その病気に対する治療を行います。
小柄なので身長を伸ばすために成長ホルモンの治療を受けられるとお考えになっている保護者の方もいらっしゃるのですが、成長ホルモン治療は、成長ホルモンが分泌されていないお子さんや成長ホルモン治療が必要であると認定されている病気のお子さんに対してしか行いません。
治療までには様々な検査を受けていただくため、成長ホルモンの治療ができるかどうか判明するまでには数ヶ月の期間が必要になります。

 

身長が低い、成長しないは遺伝の場合も多くあります。
しかし、小柄なお子さんたちの中に重大な病気が隠れている場合があります。
まずは病気がないかどうか、ご自身のお子さんの生活習慣に問題が無いかどうか、確認する意味で受診してみてください。

当院内科はご予約不要です。

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